土木鋼構造診断士・補
「土木鋼構造診断士」・「土木鋼構造診断士補」が国の「技術者資格」として認定
このたび、「土木鋼構造診断士」及び「土木鋼構造診断士補」が、「公共工事に関する調査及び設計等の品質確保に資する技術者資格登録規程(平成26年国土交通省告示第1107号)」に基づいて、技術者資格登録簿に下記のとおり登録(第1回登録:平成27年1月26日)されました。
国土交通省では、社会資本の維持管理及び更新を確実に実施することを目的に民間資格の登録制度を創設し、登録された資格の積極的な活用を促しております。
「土木鋼構造診断士」が橋梁(鋼橋)の点検と診断、「土木鋼構造診断士補」が橋梁(鋼橋)の点検の業務にそれぞれ必要な知識・技術を有する者と公的に認定されましたので、今後、橋梁(鋼橋)維持管理業務の発注要件等の設定への反映等、自治体を含め種々活用されることが期待されます。
なお、本協会では、土木鋼構造物の点検技術を含む維持管理全般に係る広い知見を有し、土木鋼構造物に発生する様々な状況に適切に対応できる技術者を養成することを目的に、土木鋼構造診断士・同補の資格制度を平成17年度より実施しており、これまでに約1000人の資格登録認定を行っています。
■登録の内容
○土木鋼構造診断士
① 「橋梁(鋼橋)」の「点検」業務を行う「担当技術者」(品確技資第13号)
② 「橋梁(鋼橋)」の「診断」業務を行う「担当技術者」(品確技資第21号)
○土木鋼構造診断士補
① 「橋梁(鋼橋)」の「点検」業務を行う「担当技術者」(品確技資第14号)
リンク:国土交通省ホームページ:http://www.mlit.go.jp/tec/tec_tk_000098.html
今回の登録は橋梁(鋼橋)分野に関するものですが、鋼構造物は橋梁だけでなく、港湾施設、河川 施設、砂防施設、公園施設等、多くの施設分野に使用されています。
国土交通省の技術者資格登録制度について、今回の登録区分は施設分野毎になっていますが、今後必要に応じて「拡充に関する検討」が行われるとされています。
「土木鋼構造診断士」及び「土木鋼構造診断士補」の資格は、様々な鋼構造物に対応できる基礎的な資質を対象者に求めていますので、各施設を縦割りで限定することなく、横断的に点検、診断ができる技術者としての活躍が期待されます。
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